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スマホで2つの電話番号を持つ方法──年間440円で080や070の番号を取得可能

最終更新:2022-05-22 11:18:00

「仕事用の番号が必要になった」「別の番号で本人認証したい」「個人情報を記入する際にメインの番号を使いたくない」といったように、スマホで2つ目の電話番号を取得したいというニーズは意外と高いものです。 ただ、具体的にどんな方法があるのか、どんな手順で取得したらいいのか、どのくらいコストがかかるのか、イメージしづらい人もいるでしょう。そこで本記事では、スマホで2つ目の電話番号を取得する方法についてわかりやすく解説します。

目次

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2つ目の電話番号として考えられる選択肢

一口に電話番号といっても、「090」「080」「070」「050」「020」など様々な種類があり、それぞれ「できること」が異なります。どのような用途を想定しているかによって、取得すべき番号が変わってくるので最初に確認しておきましょう。

  SIMの契約 音声通話 SMS モバイルデータ通信 「090」「080」「070」 必要 ○ ○ ○ 「050」 不要 ○ × × 「020」 必要 × × ○

「090」「080」「070」で始まる電話番号

最も汎用性が高いのが「090」「080」「070」で始まる電話番号。これらはSIMに紐付いているので、取得したい場合はキャリアやMVNOなどで音声通話/SMS機能付きのSIMを契約する必要があります。

メリット

メイン回線がつながらないときの予備になる メインの電話番号の流出対策になる LINEなど電話番号認証必須のアカウントを復数作成できる SIMの組み合わせ次第では節約になることも

デメリット

審査が必要なのですぐに発行できるわけではない 1台で運用するにはデュアルSIM対応のスマホが必要

一番のメリットは、それぞれ独立した電話回線・データ通信(インターネット)回線を利用できること。 たとえばメイン回線に通信障害が起きた場合も、サブ回線で通信環境を保つことができます。ほかにもLINEのアカウントを複数持てたり、懸賞用や申し込み用に使えたり、さまざまなシーンで便利に活用できるでしょう。

もちろん、利用料金は2社分請求されることになりますが、基本料金0円のSIMを使えば追加のコストは最小限に抑えることができます(後述)。 ただ、1台で2回線を利用する場合、手持ちのスマホがデュアルSIM(eSIM)対応の機種でなければなりません。「2枚目のSIMが届いた後で使えないことに気づいた」という状況に陥らないように注意してください。

ドコモ「2 in 1」などのサービスは現在利用できない

かつてドコモやソフトバンクでは、ガラケー向けに1回線分の契約で2つ目の電話番号を発行できるサービス(2 in 1、ダブルナンバー)などが提供されていました。 しかし、いずれも現在は新規ユーザーの申し込み受付を終了しています。 現在、ドコモもソフトバンクでも1回線につき1つの電話番号しか得られません。2つ目の番号を取得するには、同一名義で2回線分契約するほかないのが現状です。

「050」で始まる電話番号

「050」が頭に付く電話番号は、電話回線ではなくインターネット回線を使って音声通話をする「IP電話」に割り当てられます。ざっくり言えば、LINEの無料電話と同じような仕組みだと思ってもらえればよいでしょう。 代表的なサービスとして、NTTの「050 plus」、ソフトバンクの「Dialpad」などが挙げられます。

メリット

必要な手続きや審査などが少なく、手軽に取得できる コストが安い SIMを挿す必要がないため、機種を問わずに利用できる

デメリット

SMSの送信/受信ができない(本人認証に使えない) 通話品質に少し難あり(若干の音声遅延が発生するケースがある) 119番等の緊急通報や0120のフリーダイヤルおよびナビダイヤル等への通話ができない

「050」番号の最大のメリットは手軽さ。今のスマホ環境そのままに、ネット上で手続きするだけで簡単に取得できます。月額数百円で契約できることも多く、コストもあまりかかりません。 ただ、「050」のIP電話は用途がかなり限定される点に注意が必要です。一番の問題は、SMSの送信/受信ができないことでしょう。SMSは二段階認証や本人認証などで使われることが多いため、使えないと困るケースも多いはずです。 110番、119番等の緊急通報や「0120」のフリーダイヤルおよびナビダイヤルなどへの発着信もできません。「050」の番号は完全にサブの音声通話専用として割り切り、メインの電話番号は必ず確保しておく必要があります。

「020」で始まる電話番号

「020」で始まる電話番号は、原則としてデータ通信専用のSIMに割り当てられる番号です。音声通話の発着信やSMSの送受信には一切使えない番号であり、主に識別番号としての意味しか持ちません。 本記事で想定する「2つ目の電話番号」としての役割は乏しいので、メリット・デメリットなどは割愛します。

「090」「080」「070」番号を取得する手順

ここからは2つ目の「090」「080」「070」番号に焦点を当て、回線の選び方から1台のスマホで運用する方法まで紹介します。

自分のスマホがデュアルSIM(eSIM)対応スマホかどうか確認する

2つ目の電話番号を取得する前に、まず手持ちのスマホがSIMを2枚使える仕様(デュアルSIM)になっているか確認しなければなりません。 デュアルSIMには大きく分けて2つのタイプがあります。1つはSIMスロットを2基備えた端末に2枚の物理SIMカードを入れる方法。もう1つは、SIMカードを挿さずに回線接続できる「eSIM」を使う方法です。

自身のスマホがどちらのタイプにも対応していない場合は、1台のスマホで2つの電話番号を使い分けることはできません。回線の契約に進む前に、メーカーやキャリアの公式サイトで仕様を確認しておきましょう。

iPhoneは「iPhone XS」以降のすべての機種が「eSIM」に対応しているので、高い確率でデュアルSIM運用が可能です。 ちなみに、物理的なSIMを2枚挿せるタイプのiPhoneも存在はするものの、基本的に日本では販売されていません(香港向けの製品)。

Androidスマホでも、ここ2〜3年でデュアルSIM対応の機種が増えています。SIMカードスロットを2基備えるタイプとeSIMタイプ、どちらも半分くらいの比率で販売されている印象です。 ただし、同じ機種でもドコモ/au/ソフトバンクが販売するいわゆる「キャリア版」のスマホは、デュアルSIM非対応のこともあるので注意が必要。SIMスロット2基のうち1つがふさがれていたり、eSIM機能が外されていたり、デュアルSIM運用ができない仕様にカスタムして販売されている可能性があります。 たとえばXperia 5 Ⅲの場合、ソニーオンラインストアで購入できる「SIMフリー版」はデュアルSIMに対応していますが、ドコモ/au/ソフトバンクで販売されているキャリア版は対応していません(SIMスロット2基のうち1つがふさがれている)。

基本料金が発生しない、ほぼ「0円」運用が可能なサブ回線を契約する

自身のスマホがデュアルSIM対応機種であることが確認できたら、2つ目の回線を契約しましょう。自分の好みのキャリア・MVNOを契約すればOKですが、徹底的にコストを抑えたいなら基本料金0円で使える「povo 2.0」がおすすめです。Amazonでの取り扱いも開始され、利用しやすくなっています。

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povo2.0

「povo2.0」に最低利用料金は設けられておらず、ユーザーの利用方法に応じて料金が加算されていく仕組みです。たとえば、データ通信1GBで390円、3GBで990円、5分通話かけ放題で550円/月など。 特筆すべきは、128kbpsでのデータ通信とSMSの受信だけなら、一切トッピングをしていない無料の状態でもおこなえること。「備えとして持っておきたい」「SMSでの本人認証にだけ使いたい」といった程度であれば、お金をかけずに運用できるというわけです。

povo2.0の最安値はsmash使い放題パック220円/24時間

ただ、povo2.0はずっと0円で運用していると利用停止・契約解除になってしまうため、180日に1回は何かしらのトッピングを購入しなければなりません。 とはいえ、220円の最安値のトッピング「smash.使い放題パック」を半年に一度だけ購入すれば済む話です。年間440円で2つ目の電話番号を取得できるのは、かなり安上がりだといえるでしょう。

楽天モバイル0円終了でpovo 2.0に注目集まる 乗り換えのメリット・デメリットは?

もしくは「音声通話用」と「データ通信用」といったように、用途ごとに回線を使い分けるのもおすすめです。たとえば楽天モバイルには、専用のコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を利用した通話が無料になるというサービスがあります。 いま現在「かけ放題」プランを利用しているなら、音声通話用に楽天モバイルを利用することでよりコストを抑えられるかもしれません。2022年7月1日から最低利用料金として1078円が発生してしまいますが、3GB+かけ放題も含むと考えたらかなりコスパはいいはずです。 音声通話をよく利用する人は、楽天モバイルの利用を検討してみるのもよいでしょう。

楽天モバイル

デュアルSIMで利用する設定をする

回線を契約したら、あとは自身のスマホに2つ目のSIMを適用するだけです。SIMを発行したキャリア・MVNOで詳しい手順が案内されているので、そちらを参考にしてください。ここでは大まかな流れを紹介します。

iPhoneの場合、「設定」アプリのモバイル通信→モバイル通信プランを追加の順に進むと、QRコードの読み込み画面が表示される

まず「eSIM」の場合は、オンラインでの手続き後、審査完了まで待ちます。審査が通ったら、スマホを操作し指定のQRコードを読み込んだり、コードを入力したりなどしてSIMの情報を端末にダウンロードしてください。基本的には、これだけで作業は完了です。 最後に、デフォルトで通話やSMS、データ通信に使う回線を決めれば電話番号を自由に使い分けられます。 IIJmioの「eSIM」をiPhoneで実際に使ってみた、設定方法や注意点も解説

物理SIMの場合は、SIMカードが自宅に郵送され次第、自身のスマホに挿入するだけでOK。必要に応じてAPN設定をおこなえば、2つ目の回線を利用できます。 SIMカードを入れ替える手順を全解説、安全な取り出し方/入れ方とは?